突然両親を亡くした4人の13歳がバンドを結成していく過程とその顛末。6月14日に公開されたばかり。映画館で観た。

はじめは、ゲームにありがちな電子音が絶え間なく鳴り響いて、正直50代にはキビしい映画だなとおもいつつ、それ以上にキビしい13歳の子供たちの境遇にちょっと胸が痛んだ。主人公も他の子供たちも棒読みのセリフ回しでイマドキ感を出しているんだねと自分なりに解釈しながら、まあでも佐々木蔵之介といい、工藤夕紀といい、すごい俳優さんばかりなのでやっぱり見ごたえあるわ、などと冷静にみていたつもりだったのだが、いざバンド結成して熱唱する段になるとどういうわけか泣けてきた。子供にこんな気持ちを熱唱させちゃいかんわ、と思うと同時にこういう気持ちあったなと思い出すこと多数。ほんとにキビしい現実に向き合うときは心も顔も能面になる。それが後から思い出すととてもつらい。あんまりPTSDだのトラウマだのはこだわりたくない気持ちもあるけど。

この映画で一番印象に残った言葉は、「無差別恋愛」。見終わった後、帰宅の電車内で夫に向かって「男ってさ、13歳にして、結局無差別レンアイしたい生き物なのね。あんなにタイプの違う男子がそろいもそろってさ。」と話しかけると、夫は何も言わず片頬で笑って目をそらしたのが答えだな、と思った。

おすすめの記事