髪について、ときどき聞かれます。

50代でヘアカラーをすっぱりやめているのは、やっぱりまだ少数派なので、珍しがられる。なかなかいいじゃない、とほめてくださるのは、たいていちょっと年上のマダムたち。自分もカラーをやめようと思っていたから、自分より年下がやめているのを見て勇気があるわね、とほめてくれているみたい。おもったより老けて見えないね、と言われる。まあ、それは、この高齢化社会では、ほんとにまだ比較的若いですし。同世代からは、かなり親しい間柄しかコメントされない。たぶん、自分はまだそこまで白くないし…と思ってるのかな。なにせ、私は頭の前半分がほとんど白いから、もし染めても3週間で根元が白くなる。毎月染毛剤に頭皮を晒すのはいかにも健康被害がありそう。あんまり白髪がなくて2か月に1回とかで済むのだったら、私もカラーをやめなかっただろう。

ご主人が、奥様の白髪をとても嫌がるから、染めるのをやめられない、とおっしゃるマダムもいる。今の美容師の話では、白髪になる一因は性ホルモンの減少だそうだ。女性でも男性でも。男性は本能的に白髪の女性がすでに生殖機能が失われていることを察知するのかも。前の美容師は男性だったのだが、白髪を異様に嫌っていた。オトコ目線ではオンナのカワイイはすなわち生殖機能のあるなしに直結していても不思議ではない。

でも、余計なお世話かもしれないけど、お互いに年を取って人生を歩んできたのだから、自分ばかりではなく妻の変化も受け入れてほしい。髪を黒くしても絶対に30代には見えないし。

夫は、何と思っているのか実際は分からないけど、もともとあんまり私の外見についてコメントしないので、カラーをやめても特に感想を言わない。後ろの方は割と黒いんだねー、とだけ言ってた。

いっそほとんど白い方が思い切れてよかった。髪色を決めるのもおしゃれのうちかもしれないけど、自分は本来の色でいる方が快適。もちろん、いつまでも魅力のある女性でいたいのはやまやまだけど、もはや自分にはそれはあんまり重要じゃないんだよね。自分の健康をリスクにさらしてまで若く見せたいとは思わない。繰り返しになるけど、カラーをやめたら髪が太くなり、コシが戻った。染毛剤がいかに髪に悪いか実感している。

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