白髪を染めるのをやめて1年以上たった。もう染めた部分は全くない。

中学生のころから白髪があったが、当時は髪が茶色っぽい色だったのとコシのないねこっ毛だったのであんまり目立たなかった。しかし30代の終わりごろから隠しようがなくなった。

白髪染めは画用紙に色を塗るのとはわけが違う。人工的な化学物質を毛穴のたくさんある頭皮に毎月のように密着させる。いかにも体全体に影響を与え続けそう。(と思う。見たわけじゃないけど)

もともとハリのない髪だったのが、50代に入ってからますます細く頼りない髪になり、頭皮が見え始めるのではないかと心配になってきた。いくらきれいな色に染めても、髪自体がなくなったら意味ない。それで、はじめは担当の美容師に相談してみた。

そうすると、まずは頭皮に負担のない成分のカラーリングを選んであげます、ということでちょっとお高めのカラーメニューを勧められた。さらに、それでも髪への負担はゼロではないから、カラーのあとにトリーメントを施し、普段のお手入れも大切ということでサロンお勧めのシャンプーとコンディショナーを購入。気が付くと毎月の美容院代が1万円を超えることに。(それくらい、たいしたことない?)

もう若くないし、美容にお金がかかるのは当然よね、と思っていたが、髪の太さは変わらない。細いまま。当たり前なんだけど。

そこで、いったん染めるのをやめてどのくらい自分の頭が白いのか見てみたくなった。いつも染めていると、本当の自分の頭がどんな姿なのかわからない。どうも部分的に特に白いところがあって、後ろ頭などはあんまり白くなくて染めなくてもいいんじゃないかと。

で、1年たったが、結果はいいことずくめ。

まず、髪が太くなった。出費が減った。ついでにシャンプーもやめたのでお風呂の作業時間が少なくなり夜時間に余裕ができた。カラーもシャンプーの新製品も気にならず、余計なことを考える時間が減った。何よりも、自分の本当の姿でいることが気持ちいい。

確かに髪の色で印象は変わる。でも色だけが印象を決める要因か。髪がぺったんこになっていくらドライヤーで立ち上げても無駄だったが、今はほっといても根元から立ち上がる。その方が元気な印象を与えると思うし自分の本来の状態でいるので本当に楽。

若く見えたいのはやまやまだけど、毎月お金と時間を費やしてでも頭髪を変化させて若くする価値はあんまりない。それに、頭髪だけが30代でも顔は50代。年齢のままに見えてもそれが事実だから仕方ない。

白髪染めをやめてみて思うのは、やっぱり白髪染めは髪に良くないということ。本当に、髪が元気になった。シャンプーも、やめても何の問題もない。鼻を頭にくっつけておもいっきり吸い込んだらなにがしかの臭いはあるかもしれないが、そんな状況は起こらない。毎晩お湯でしっかりマッサージしているので普通の距離間で悪臭を放っていることはないと思う。

頭に使う労力とお金が激減して、よかったなあ、と思う。それにしても、次から次へとヘアケア製品て出てくるよなあ。どれもこれも効果がないから新製品を出すんじゃないのか。パッケージだけが変わっていて、中身が一緒、なんてこともあると思う。消費者には確かめようがない。泡立てて洗い流すものが、そんなに生体に影響を及ぼすものがあるなんて思えない。あったらむしろ怖い。

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