自分が気に入らないことは間違っていると思う人々

先日、スポーツジムのストレッチルームで数人で雑談していた際に、家に籠っていることなんてないなあ、という話になった。もちろん仕事も含めてのことだ。

同世代、50代半ばの女性ばかり、既婚、未婚を問わずほとんどが仕事を持っている。専業主婦は私を含めて二人だけ。

「仕事なくても、家にはいない。何か外に出かけてしまう」と一人が言うと、「当然だよね!体が元気なのに、家にいるなんてありえない」

「ていうか、仕事もしないのに家にいるなんて、人間としてどうかと思う」

……おー、そこまではっきり言うか。

先に発言した方は、そこまでの意図はなかったと見えて、黙り込み、そこでその会話は途切れた。

あるあるなんだよね、家になんかじっとしていないのよアピール。

しかしまあ、人間としての評価にまで言及するのは珍しい。この発言をしたのは私と同年齢の独身貴族だ。詳しくは聞かないが、親が事業を行っていて(要するに社長)生まれながらに金持ちで美人。プロポーズも何回か受けたが、どうして自分の方が名字を変えたりしないといけないの、とかなんやかんやで今は独身、当然子なしの独居生活(高級新築マンション)。自分の稼ぎでスポーツジムにも通っている。

こういう人は専業主婦がたぶん嫌いなのだろう。初めは同年齢と言うことで言葉を交わすようになり、ちょっと立ち入ったことも話すようになったのだが、私がいったんは働いていたのに今は専業主婦でいることがどうも気に食わないらしい。

「もう働かないの?」

「旦那がいるから、食べていけるんだよねえ。」

などと余計なお世話を言ってくる。…うーん、うるさい。

夫の稼ぎがあるから食べていける。…はい、そうです。自分の家の経済状態くらい、大人なんだからわかっている。それをなんで赤の他人にいわれにゃいかんのじゃ。

おまけに今回は直接ではないけれど、なんと、人間としての評価までされてしまった。

一面だけを見てすべてを評価しようとすること

まあ、確かに、自分自身の稼ぎはないのにスポーツジムに通っているなんて、贅沢かもしれない。でも余計なお世話だよねえ。何も知らないのに、人間として、とまで言う人間性がどうかと思うよ。

攻撃しているように見えて…

人って、自分にないものを持っていると思われる人のことが気になってしょうがないんだな。自分自身が満たされていれば人の個人生活についてこのような干渉はしないんじゃないか。

他人に対して攻撃しているように見えて、実は不安におびえているように感じる。

思ていることって、つい口にしてしまうよね

私も気に入らない人やコトはたくさんある。心がものすごく狭いと思っている。しかし、それを表現する時と場所はよく考えないといけないなあと常日頃気を付けているつもり。(たくさん失敗したから)

嫌いなことと間違っていることは違う。自分が嫌いだからって、それが世の中で間違っていることとは限らない。だから、嫌いなら嫌いって言えばいい。人間としてどうか、っていうのはそれは正しくないって言ってるのと同じだよね。あんたが嫌いなだけなことを拡大解釈するのはやめろ。

この、人間としてどうかと思う発言の後の沈黙は、なかなか面白いものだった。仕事を持っている女性たちがこの発言に賛同したかどうかではなく、このような場でそのような発言をすることをどうかと思った人は私以外にもいたと思う。(いて欲しい)

思ったことをそのまま言うのは、自分はバカだって言ってるのと同じなんだよね。これはものすごーく、自戒を込めて書いている。

分解すると、心が落ち着く

ここまで書いて、それでもこんなことはそれこそ自分だけの思い込みで、本当に自分は人間としてどうかと思う要素があるよなあ、と思っている。それを踏まえて、それでも仲良くしてくれる人はいるし、夫は元気で働いてくれるし、幸せだ。職場で物置に追いやられた時もそうだったけど、何かあるたびに家族がいることのありがたさをかみしめている。

外野が何を言っても変わらない。独身貴族に嫌われている私は、今日も夫と仲良くガーデニング三昧だ。悪いね、幸せで。

後日…

その後の最初のレッスン日…

今後は好き勝手なことは言わせないぞ!こっちだっていろいろ言いたいことがあるんだ!

なんて頭の中で思っていても、実際には顔を合わせると、片手あげて「よっ。」みたいなあいさつからの~

いつもの通り、雑談が始まる…。

こんなもんだ…。

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