今年初めてのバラ

モッコウバラは、毎年一番先に開花するバラだ。今年も小さい花が開いた。つぼみもたくさんある。

ご近所のバラ先輩に、モッコウバラを植えることにした、と話した時、え、としばらく口ごもった後、「大丈夫?」と心配そうに言われた。

「家が破壊されるわよ」

えー、いくらなんでもそれは大げさでは。どこのお宅のモッコウバラも大変元気がよろしいけれども、建造物を破壊するバラなんて聞いたこともない。

しかし、同じ隣保班のバラ仲間は、モッコウバラ7年目にして実は間違いだったかも、と言っている。確かにそこのモッコウバラなんかものすごいことになっていて、すぐそばのブロック塀を覆いつくしている。まさにここのモッコウバラを見て、うちも植えることに決めたんだけど。

「これでも、がんばって剪定しまくってるんだよ」

そうなんだ。剪定してもこんなになるのね。同じお庭に植わってる他のバラはどうも様子が芳しくない、と言う。彼女もバラ栽培についてあんまり知識がなく、毎年虫と病気に見舞われ、お花はいくつかつけるものの、葉っぱがみんな落ちて残念な様子になってしまうらしい。

そんななかでも育っていくモッコウバラ。虫も病気もつかない。うちのはまだ3年目だけど、先輩の言う通り、扱いに困るほど大きくなるのだろうか。楽しみなような、こわいような。

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