一人旅どうでしょう

新幹線に乗って出かけてきた。他県に住む娘に会うためだ。梅雨も明けきらず、コロナウイルスの感染者は日々増える一方の中で、新幹線で3時間強の距離を往復し、温泉宿に娘と二人で泊まり、なじみのない土地にしばらくの間滞在した。

子供は働いているので、土日以外は一人で過ごす。ワンルームにいても仕方がないので、バスで繁華街まで出てお昼を食べ、子供と二人で食べる夕食を買って帰る。ただそれだけでも何だか新鮮で楽しかった。自宅にいるとしなければならないことがあって慌ただしいが、娘のアパートとはいえ他人のテリトリーなので何かする義務はない。プレッシャーがないので根無し草のように自由で心細い。それがいい。

キャッシュレス

今回の旅では、ペイペイとデビットカードを頻繁に利用した。

旅先では何が起こるか分からないので、いつもある程度の現金は持ち歩く。いつもは現金主義なのだが、手持ちの現金を減らさないようにペイペイでの支払いを行っていたのだが、お店によっては対応していない。そこで試しに持っていたネット銀行のデビットカードを使ってみたところ、これが非常によかった。

クレジットカードの怖ろしいところは、自分の能力以上のお金を簡単に使ってしまえるところだ。デビッドカードはクレジットではないため、自分の銀行口座の残高以上の買い物はできない。だから、カードの支払い通知書が来てアラびっくりと言うことがない。使った瞬間に口座から引き落とされているからだ。ATMから現金を引き出すひと手間が省略されたような感じ。自分の口座をそのままエアお財布にして持っているようなものか。

ペイペイで支払うのとデビットカードは、カタチが違うが、自分の銀行口座と直結していることでは同じなのでクレジットカードを使うような罪悪感がない。地域に寄ってはペイペイ決済を推奨しているところがあり、購入金額の数パーセントをキャッシュバックしてくれるところもあった。

時節柄、細かい金額の買い物ほど、小銭のやり取りが面倒くさく感じるのだが、ペイペイかデビットカードでの支払いは本当に楽だ。心なしか、レジの人が喜ぶような気もする。

ところがここで一つの落とし穴が。娘の住む地域のバス会社では自社のプリペイドカードでしか現金以外は運賃を払えない。いまどき、イコカもスイカも使えないなど、信じられないが、バスに乗るときだけは小銭が必要なのだ。もちろん車内に両替機は設置されているが、それでもバスに乗車するときだけは財布の中身を確かめないといけないのはちょっと納得いかなかった。スーパーやドラッグストアでもキャッシュレスなのに、だ。

スマートEX

今年の梅雨はものすごく雨が多く、梅雨明けも遅かった。そのため、帰りの日程を変更したのだが、いろいろな事情があって新幹線の予約を4回ほど変更した。

これが、すべてスマホで無料で行えた。ものすごく助かった。しかも、発券する必要がなく、乗車前にクレジットカードを用意して発券機に並ぶ必要もない。前もってイコカやスイカなどのJRの交通系カードを登録しておけばそのカードで新幹線に乗車できる。

なにが面倒って、新幹線を乗り継ぐときに何枚ものチケットを持ち歩くことくらい面倒なことはない。新幹線の改札でイコカをピッとやれば、小さいチケットが1枚だけ出てきて、そこに終点までの車両番号、時刻、指定席番号がすべて印刷されている。もうこんな便利を味わってしまうと、出かけるたびにみどりの窓口に並ぶなんてことはできない。

このアプリを活用するためには、アプリに登録するクレジットカード情報と交通系カードが必要だ。私は専業主婦だが、クレジットカードを持つことができている。しかし、一度でも残高不足などを起こせばこのようなサービスは受けられなくなるだろうなと思っている。そのためにも自分の口座の管理はしっかり行わないと。

新幹線はガラガラ

コロナウイルスの感染者数は更新するばかりのためか、新幹線はとっても空いていた。ほとんどが窓際の一列だけで、家族連れだけが三人席、二人席に横に並ぶ。仮に隣同士になってもお互いに顔を向けることはない。まあ、通常でもそうだけど、今の状況ではなおさらだ。

車内は常に換気されているし、静かなもの。時折家族連れの子供の声が聞こえるが、気にならない。車窓を眺めているだけでなんだか心が落ち着いてゆく。

一人で移動する

大勢での旅行ももちろん楽しいが、こんな状況だから、一人旅はどうだろう。ただただ移動するだけでも続けていると気持ちが変わっていく。今回私は娘と二人での宿泊だったが、娘以外とはほとんど会話もせず、買い物するときもだいたいキャッシュレス決済でレジで言葉を発することなく終わる。それでも見知らぬ土地を移動するのは面白い。いつもと違う環境に身を置いてみると、帰宅したときにリフレッシュしている自分に気が付く。ずっと黙ったままでもいろんな乗り物に乗り、知らないところで泊まってそれまで食べたことのないものを食べる。なかなか面白いんじゃないかなあ。

いつも家事に追われている家庭のお母さま方、たまには一人旅などしてみてはいかがでしょう。何もしないで在宅勤務している夫をたまには置き去りにしてみるのもいいと思う。

おすすめの記事