フランス旅行⑧ オランジュリー美術館

パリの最終日。今日の夕方には帰りの飛行機に乗らないと。肝が小さい私は、もう遠出をする元気がない。せっかくパリの3大美術館の近くに泊っているし、オルセーとオランジュリーは、共通券を購入していたので無駄にしないためにもオランジュリー美術館に行くことにする。

朝食をホテルで済ませ、徒歩で出かける。雨が激しく降っていて、とても寒い。オランジュリーまでは徒歩で15分くらい。途中でコンコルド広場のそばを通る。革命時にはギロチン台が設置されて何人もの人が首をはねられた場所だ。じっくり雰囲気を味わうつもりでいたのだけど、寒いし雨がどんどん激しくなるし、18世紀に思いを馳せる余裕もなく、横目で眺めて大急ぎで美術館に向かう。

開館時間まで15分ほどなのだが、雨にもかかわらずすでに人が列を作って待っている。歩いているとそうでもないのだが、列に並んでいると本当に寒さが身に染みる。ダウンジャケットは暑すぎるだろうと思って薄手の上着を選んだのだが、ダウンでも全然よかった。ストールを持ってきていたので、それをぐるぐる巻きにして、やっとしのげる感じ。帽子があったらもっとよかったなと思う。

しばらく待って、ようやく開館。オランジュリーで一番見たかったのは、ユトリロだ。ところが、なんと、改装工事中で、ユトリロは展示していないそう。改装工事の情報までは見ていなかったなあ。

しかし、オランジュリー美術館の見どころは、モネの睡蓮。一部屋がすべてこの睡蓮で占められている。でも私は、睡蓮はあんまり興味がない。モディリアニも見たかったのにそれもない。残念だなあ。代わりかどうかは知らないけど、ポール・シニャックの特別展が催されていた。シニャックは、スーラとともに点描画で有名な後期の印象派の画家だ。他にも、ロートレックやローランサンなどは見ることができた。

美術館内のカフェのそばにミュージアム・ショップがある。しばらく見てみるけど、何も買わずに美術館を後にする。とにかく、寒い。10月のフランスは天気が悪いとどこかで読んだけど、本当だ。

ホテルに戻って、預けていた荷物を受け取り、来た時と同じ地下鉄と電車でシャルルドゴール空港に向かう。

空港では、思ったよりもお店が少なく、時間があればゆっくり買い物をしようという目論見が外れた。お店はあっても、ブランド品ばかりで手ごろな買い物ができない。強いて言えば紅茶のセットと、チョコレートぐらいかな。

帰国の便ではあまりに疲れていて、映画を見ながら少し眠った。というより、しばらく意識を失っていた。気が付くと映画がエンディングに差し掛かっていて、見どころを見逃したかもしれなかったけど、惜しいと思う余裕もなかった。お腹の具合がよくなくて、機内食もあまり食べられない。

というわけで、私の初フランスは幕を閉じた。旅行は体力と食欲がないとだめだなあ、と実感。そして、夫に頼りすぎるのも考え物だということがよく分かった。お互い年を取っていくので、助け合わないと。

おすすめの記事