バラ講座に行ってみて

庭付き一戸建てに暮らして25年。ただただ、草取りに追われる年月。素敵な写真満載のガーデニング本を見ては、「自分にはできないし」と思っていた。でもご近所さんでもバラに限らず素敵なお庭を維持しているお宅がいくつもある。いったい、どこが違うんだろう。特にバラは花が美しいだけに虫や病気にやられると残念感半端ない。

ご近所さんなら立ち話でアドバイスをもらったり苗をもらったりもできるけど、断片的なためか、言われてもすぐに忘れるせいか実践できない。そこで一念発起して地域の公民館のバラ教室に通ってみることにした。年5回に分けて、季節ごとのバラ管理を一回2時間で教えてもらう。

正直、バラの事だけで2時間も何を話すのだろう?と思っていた…。

達人のバラ愛に圧倒される

講師の先生は、まだ30代。年度初の講座ではバラ色に統一されたファッションでお出迎え。そしてバラ色のナプキン、バラ色のカップにバラ色のお茶とお菓子でおもてなし。バラに包まれることがどんなに素晴らしいことか実感する。

そして、バラ愛にあふれた先生のお話は、それを聞く方も元気にしてくれるエネルギーがあふれていた。2時間の講座があっという間。もっと話を聞きたい、という気持ちになる。

バラについての内容ももちろんだけど、先生の人柄によるものだろうなあ、と思う。もちろん、バラのことを何もわかっていなかったので、いろいろなことが発見できて新鮮だった。

バラ業界では常識であることばかりかもしれないけど…。

「頭頂優勢」

バラは、「自分が一番上にいると、花をつける」

なので、枝をぐーっとヨコに曲げると、それぞれの芽が一番上にいると思い込んで花をつけるそうだ…

おもしろいですな!

バラは、株ごとに扱いが違う…

先生は達人なのでそれこそ、株ごとに違う対応を話したい様子。

バラの中でもいろいろな系統があり、大木になるもの、房咲になるもの、いろいろだ。

つるバラか、木立か、くらいしかわかっていなかった…。

家にあるのは、ほとんどがつるバラとフロリバンダという系統だ。初心者向きを選ぶと自然にこうなるらしい…。自分で購入してないからだけど、家にある株のことを知らなさ過ぎだったことを反省。

どんなにこちらが望んでも、アーチに絡む株とそうでないのがある。バラのトンネルにあこがれてアーチとつるバラを近くに植えても、そもそもアーチ状にならない(なりにくい)株だと、無理なお願いをしているのかもしれない。その株が本来どういう姿になるのか知っている必要がある。

農薬はある程度は使うべし

なんのためにバラを栽培しますか?お花を見るためですよね?そしたら、薬を使わないとムリです!

先生はそう言い切る。高温多湿の日本では、虫と病気の発生は農薬なしで抑えようと思ったら、大変な労力がいる。適切な時期に適切な薬剤を用いることが肝心。そうでなければ、バラが虫と病原菌製造工場のようになってしまう。

今までおっかなびっくり使ってきたが、使うときはしっかり使わないと、異常が生じてからあわてて薬を使ってもあまり効かなかった理由が分かった気がする。

バラ自身の健康が一番大事

そうはいっても、農薬ばかりに頼るのはよくない。バラ自身が元気なら、虫も病気もあんまり付かないはず、らしい。人間も同じだな…。

そのためには土、栄養、水、環境だ。

継続してできることは、定期的な活力剤の散布、芽欠きを行い風通しを良くする、日ごろからよく観察し、異常があれば早めに対処する。

ますます、人間の健康維持に似ている…。

何も知らない自分にとっては、バラに限らず植物がうまく育っていることは、魔法でも使っているように感じる。

バラ達人への道は果てしなく遠い…。

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