ものすごーく、視覚だけに訴えた映画だと思う。出てくるのがトップモデルばっかりなので当然美女ばっかり。その美女たちが最先端…かどうか私にはわからないけどすっごいファッションに身をつつみ、または包むものがほとんどない状態、つまり裸であんなことやこんなこと…っていうと期待するようなことではないショッキングな姿を見せてくれる。セリフも断片的で思わせぶり。そして回収しないうちにシーンが変わり、そのシーンもやけに点滅が激しかったり、または証明が暗すぎて黒い目の極東平たい顔族にはよく見えず何が何だかわからない。ブルーの瞳の方々には見えるのかしらん。まあ、大したものはないに違いない。

というわけで、これは駄作。ストーリーもありきたりのうえに浅く、表層的。もちろん主役の女優さんは十分に美しいし、かわいい。だけどストーリにあるようにベテランのモデルたちが嫉妬でおかしくなるほどの特別な美しさがあるようには見えない。だって、そのモデルたちの方が美しく見えるもの。先に書いたように平たい顔族にはわからないのかな。主役は若くて美しい特別なオーラを持つそうなんだが、若すぎて幼いといった方がいいような可愛らしさだ。ストーリの進行に全然同調できない。でもって、この子がファッション業界でのし上がっていく、っていう話らしいんだけどのし上がっていったという表現がわけのわからない映像の連続で、なにか意味があるんだろうなー、でもよくわからないなー、という間に彼女は抹殺されて、(その抹殺のされ方も驚愕なんだけど、趣味が悪い!)抹殺した方の顛末まで描いてくれているのだが。

映画は虚構だ。だから、現実にはありえない美しい人々ばっかりが出てきていろいろなことをする。画面の隅々まで監督の作る世界だ。それなのに映画を見て、ウソの世界とわかっているのに感動したり、考えたり、気がついたりする。この映画は視覚的な感動というかびっくり感はあったけど、監督の趣味嗜好に無理やり付き合わされた気持ちになって、不愉快だ。もうすこし勉強しろ、って言いたい。☆ゼロ。ていうか、☆マイナス100。美しくてどぎつい画面をつくるだけなら、映画じゃないよね。

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